【FXが副業に適している理由を解説】労働収入とFXの収入の違いについて

残業代も出ず、給料も増えにくい超低金利の時代。昔は大手や一流企業であれば一生安泰といわれるほど終身雇用が安定していましたが、今はいつ仕事を失うか分からない時代です。不況や少子高齢化、年金問題も生じており、快適な暮らしを続けていくには収入を増やすことが必要とされています。そこでこれらを背景として、現在は本業の他に収入を得られる副業が流行の兆しにあり、FXへの注目が高まっています。このページではFXが副業に適している理由の解説として、FXで稼ぐ収入とアルバイト等で稼ぐの労働収入の違いを説明します。

アルバイト等の労働収入とFXの違い

必要な経験と資格

まずアルバイトは職種によりますが、接客業や運送業、警備などの業務でも未経験より経験者が好まれます。また必要な経験や資格を見せるために履歴書や証明書の用意が必要です。さらに、アルバイトは経験があっても年齢が上であると体力などの面で嫌煙される場合もあります。

一方、FXは資格や経験、及び年齢に関係なく始められます。初心者であれば、最初は無料のデモトレードから始められ、慣れてきたら実際にトレードを行って相場感覚を磨きます。FXは経験がなくとも始められますが、優秀なトレーダーは常にネットや書籍等を活用し、FXの仕組み自体や為替、経済等の分野の勉強を行っています。本格的に副業として始めて資産を伸ばしたいのであれば、しっかりと基礎から学習するための時間の確保も重要です。

また、FXは資格や経験は一切必要なくても、これまでに培ってきた経験が不意に活きる場合があります。FXのトレードはテクニカル分析を用いたトレードと、ファンダメンタルズ分析を用いたトレードに大別できます。テクニカル分析を用いたトレードとはインジケーターを使用して取引きをするもので、ファンダメンタルズ分析を用いたトレードとは、世界経済の状況や経済指標の情報等を用いて取引きをするものです。人それぞれにスタイルがありますが、このスタイルを決める上で、もしかしたらこれまで培ってきた経験が活きるかもしれません。数学が得意であるからテクニカル分析を軸に、経済学の知識があるからファンダメンタルズ分析を軸に、という人も多いと考えます。もちろん一切の知識がなくても関係ありません。様々なツールを用いてこれから勉強を進めましょう。

働く時間

通常正社員の多くは、労働時間が8時間+休憩が1時間で計算すると、1日あたりの拘束時間は9時間です。それに通勤時間も加えると、1日に10時間以上を本業に取られている人が多いのではないでしょうか。

アルバイトをする場合、多くの人が本業のない週末や終業時間後に行います。しかし本業で残業を強いられることもあり、飲み会や接待がある場合もあるので、アルバイトの時間に支障が出てくる可能性もあります。アルバイトが体力を必要とする業務の場合、過労の心配や、睡眠不足によって本業に支障が出る可能性も否めません。

一方FXは24時間取引き可能であり、1日中好きなときに取引きできます。スマホを使って取引きが行なえるので、仕事の休憩時間や通勤時間に気軽にチェックすることもできます。FXを副業で行うトレーダーは、値動きが大きくなる時間帯である21時以降に取引をする人が比較的多くなっています。日本時間の夜にあたる「ロンドン時間」と「ニューヨーク時間」は、出来高を伴いながら相場がダイナミックに動く時間帯のため、チャンスが多い時間帯だと言われています。

景気の影響

景気が悪くなると経済が悪化し、人々はお金を使わなくなってきます。そのため中小企業などが資金繰りできずに倒産をしはじめ、アルバイトは仕事がなくなる可能性が生じます。

FXは2国間の通貨の為替変動を利用して利益を出す仕組みのため、景気に左右されにくいです。日本全体の景気はもちろん、世界の景気が悪くなっても為替変動は常に発生するため、取引ができます。

将来への見込み

アルバイトは長年続けても、その立場や給与に大きな変化は望めません。好きなことをアルバイトとして選択した上で経験を積んで独立するなどの場合を除き、副業のアルバイトは一生アルバイトのまま、もしくは不況で切られる可能性もあります。※様々な職種を自由に選択できる点はアルバイトの強みの1つです。

FXは自分で始めるものなので、解雇などはもちろんありません。やり方次第で本業よりも稼ぐことができるため、独立(起業)できる可能性もあります。FXで大きく稼いだ人は、早期にリタイヤするという例もあります。さらにFXは経済の流れについて勉強しながら取引きを行います。これは本業のビジネスの役にも立ち、普段から経済新聞や雑誌等で経済の流れを勉強することは、あなたがビジネスをする上での貴重な無形財産になります。

会社の容認の違い

正社員が副業を始める前に注意しなければならないポイントは、就業規則で会社が副業を解禁しているかどうかをチェックすることです。副業が認められている場合でも、特定の業務のみ許可されていたり、業種が制限されている場合があるので確認が必要です。

最近は副業を解禁する企業が増えてきていますが、そもそも副業を禁止している企業も少なくありません。副業禁止とされている会社の場合は、アルバイトは禁止となります。

FXは労働ではなく資産運用にあたるため、副業に該当しないケースが多いと考えます。就業規則を確認してみましょう。

FXは労働収入より稼げる可能性がある

月利5%の収益を得る場合の資産増加について

世界中には月利30%超を叩き出すトレーダーも数多く存在すると言われますが、そういったトレーダーはトップ・オブ・ザ・トップです。もしかするとこの記事を読んで頂いた皆様の中に将来のスーパートレーダーがいるかもしれませんが、FXを始めた段階での最初の目標値は「月利5%」で良いと考えます。「月利5%」という数値は30%と比較すると小さいと感じるかもしれません。しかしあなたが運用資金100万円として月利5%をクリアするトレーダーであったとします。その場合にあなたが年間で得る報酬は100万円×5%×12ヶ月=60万円(単利計算)となり、高額の報酬になります。「月利5%」は小さく感じてしまうかもしれませんが、実体はそうではありません。このように5%の利益で高額な報酬を得られるという点は、副業にFXが推奨される要因のひとつになっています。

他の投資と比べて少額から取引きが可能

株式投資では手持ちのある資金で投資しなければならないのに対し、FXではレバレッジをかけて手持ちの資金以上の金額を投資することができます。レバレッジによって資金が少なくても大きな投資が可能となり、その分だけ得られる利益の幅が広がります。

→レバレッジの解説は別ページ「レバレッジとは」をご覧下さい。

時間的な効率が良い

アルバイトをする場合、労働所得は時間を切り売りして手元に入ってきます。働いた時間分だけ給料がもらえるという仕組みですので、高額を稼ぐにはそれだけの時間も必要です。例えば月5万円稼ぐには、時給1000円のバイトで50時間が必要です。これは週末1日8時間、平日2日各2時間働いて到達します。アルバイトで時給を上げてもらうには、通常1年に1回程度の査定で経験年数や貢献度を評価され、値上げ額は100円前後のケースが多いとされており、給与の振込は月末に行われる仕組みが多いです。

一方、FXはアルバイトと違って時間を掛けるほど利益が生まれる訳ではなく、取引きの成績で収益が変動します。トレーダーの能力次第では1日で5万円を稼ぐことも可能であり、FXの月収で本業の給与を上回ることも可能性もあります。高額な資金を継続的に運用するためには取引き手法をシンプルにする必要があるとされており、優秀なトレーダーほど効率的に収益を伸ばしていると言われています。
また取引きの結果が出ると同時に口座内の資金は増減するので、キャッシュフロー(即金性)も早くなります。即金性があるため、その日に得た収益を翌日の運用資金に追加することも可能です。

「複利運用」の威力

FXは「複利」での運用が可能です。複利とは簡単に説明すると前月の報酬を次月の運用資金に上乗せする運用方法です。たとえば複利で月利5%の運用をした場合、元手が100万円ある場合の初月は100万円×5%が報酬となります。そしてその翌月は、前月の報酬を含めた105万円(元手100万円+前月利益100万円×5%)の月利5%の報酬となり110.25万円を得ることになります。下記に単利と複利の資産増加曲線をまとめました。

 

単利運用では3年間で元手100万円+100万円×月利5%×36ヶ月=280万円となるのに対し、複利運用では毎月5%の複利が増え続け、3年後には合計580万円となります。(※元手100万円を除いた収益は、単利180万円・複利480万円となります。)ここでは元手100万円+月利5%を例に挙げて説明しましたが、資金量と月利%によって収益も大きく変化します。このように複利の威力は壮大であり、FXはこの複利が狙えることも強みのひとつです。

まとめ

労働収入とFXの収入の違い

・FXは資格や経験、年齢に関係なく始められる。

・FXは24時間取引きが可能。

・FXは景気状況の影響を受けにくい。

・単利運用でも資産は築けるが、複利運用の威力は壮大である。

・FXは本業以上の収益を得られる可能性がある。

FXは本業との両立が可能であり、レバレッジを効かせることで効率的に資産を増やせる可能性があります。その一方で、FXのリスクは期待できる資産の増加量と同等の資金を失う可能性を含むことにあります。副業の種類は多様であり、どれを選択するのかは個人の性格や生活スタイルによって様々です。当サイトではFXの基礎知識から実践的なトレード手法の紹介までを行っていますので、興味があれば是非ご覧下さい。